新規申し込みを止めているレンタルサーバーと、いま申し込めるおすすめ(2026年11月)

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ConoHa WING、ロリポップ!、ヘテムル、お名前.comといったGMOインターネットグループの主要なレンタルサーバーが、現在新規申し込みの受付を停止しています。新規の受付再開時期はいずれも未定です(2026年11月2日時点)。ロリポップ!とヘテムルは、すでに契約している人のサイトやメールはこれまでどおり使えると案内しています。

これから新しくサーバーを契約してサイトを立ち上げたい場合は、受付を継続している他社サービスから選ぶのが現実的な判断になります。現在の状況を踏まえて全体の候補を比較したい方は、個人向けレンタルサーバーランキングも合わせて参考にしてみてください。

どのサービスが止めているか

ConoHa WING

ConoHa WINGでは、2026年10月24日の13時40分から新規申し込みの受付を停止しています。公式サイト上には「臨時メンテナンスのため、新規お申し込み受付を停止」と案内されており、ConoHa WINGだけでなくConoHa VPSなど同ブランドのほかのサービスも同じ日時から新規受付を止めています。

公式から発表されている理由は「緊急メンテナンス」という記載にとどまっており、受付の再開時期については未定です。詳しい機能や通常時の使い勝手については、ConoHa WINGのレビューで解説しています。

ロリポップ!

ロリポップ!は、2026年10月24日の14時08分から新規申し込みの受付を停止しており、無料お試しの申し込みも含まれています。停止の理由について公式は「昨今のインターネットサービスを標的としたサイバー攻撃の状況を踏まえ」た予防措置と説明しており、ロリポップ!のサーバー環境における不正アクセスなどの被害は確認されていないと公表しています。

すでに契約しているユーザーのサイト表示、メール送受信、ユーザー専用ページへのログインといった基本機能は従来どおり利用可能です。ただし、ファイル転送機能であるWebDAVは10月25日から停止されており、バックアップオプションの新規申し込みも10月28日から停止されています。なお、一時停止していたWordPress簡単引っ越し機能は10月29日に再開されましたが、新規申し込み自体の再開時期は未定のままです。サービスの基本スペックなどは、ロリポップ!のレビューで確認できます。

ヘテムル

ロリポップ!と同じくGMOペパボが運営するヘテムルでも、2026年10月24日から新規申し込みおよび無料お試しの受付を停止しています。停止の理由や既存利用者への影響範囲はロリポップ!とおおむね共通しており、予防的措置としての受付停止であることがアナウンスされています。

契約中のWebサイト表示やメール機能、コントロールパネルの操作はこれまでどおり継続して利用することができます。一方で、WebDAV機能の停止やバックアップオプションの新規申し込み停止といった制限事項もロリポップ!と同様に適用されています。こちらも現時点で新規受付の再開日程はアナウンスされておらず、受付停止の状態が続いています。

お名前.com

ドメイン登録やレンタルサーバー事業を手がけるお名前.comでも、2026年10月24日の13時40分から手続きの受付を停止しています。対象となっているのは全サービスの申し込みに関連する手続き全般で、画面上には緊急メンテナンス中である旨が表示されています。

今回の措置に伴い、お名前.comのレンタルサーバーに関する新規の契約手続きも行えない状態となっています。メンテナンスの終了時期や通常受付への復帰スケジュールについては、現時点で公式からの明確な日時は案内されていません。

なぜ止めているのか

GMOインターネットグループの各サービスが一斉に新規受付を停止した時期には、セキュリティに関連する2つの出来事が公表されていました。ひとつは、FX向けのクラウドPCサービスである「お名前.com デスクトップクラウド」において、2026年10月20日に不正プログラムが検知され、翌10月21日から全プランのサーバーが停止された事象です。GMOインターネットはこの件に関して、顧客情報が外部へ持ち出されたことを確認したと発表しています。

もうひとつの出来事は、Webサイトの動作に広く使われているPHPにおいて、重大な脆弱性(CVE-2026-109618およびCVE-2026-109619)が発見され、10月21日に修正版が公開されたことです。この脆弱性に対しては国内の多くのレンタルサーバー事業者が対応を進め、ConoHa WING、ロリポップ!、ヘテムルも10月22日までにサーバー環境への対応を終えたとそれぞれ発表していました。他社においても、たとえばエックスサーバーが10月26日までにすべての対象サーバーへの対策作業を完了させています。

こうしたセキュリティ上の事象が新規申し込み停止と近い日程で発生していましたが、GMOインターネットグループは各レンタルサーバーの新規受付停止とこれらの出来事との関連性について説明を行っていません。公式発表ではあくまで「緊急メンテナンス」や「サイバー攻撃の状況を踏まえた予防措置」と説明されており、外部の事象と結びつける公式見解は出されていないのが事実です。

すでに使っている人がやること

すでにロリポップ!やヘテムルを使っている場合、サイトの表示やメールはこれまでどおり使えると案内されているので、慌てて特別な対応を取る必要はありません。ただし、ロリポップ!やヘテムルを利用している場合はファイル管理に使うWebDAV機能が停止されているため、ファイルの更新方法にFTPソフトを利用するなどの確認をしておくとスムーズです。

利用者の側でできる基本的な対策としては、サーバーの管理画面やFTPアカウントのパスワードが、他サービスと同じものの使い回しになっていないか見直す程度で十分です。もし現在の状況をきっかけに他社サーバーへの移転を検討される場合は、手順をまとめたレンタルサーバーの乗り換え(引っ越し)の手順と注意点を確認しながら進めてみてください。

いま申し込めるおすすめ

ここからは、2026年11月2日時点において新規申し込みの受付を継続しており、すぐに契約して利用できるレンタルサーバーを紹介します。なお、各社の受付状況は予告なく変更される可能性があるため、実際に申し込む前には必ず各サービスの公式サイトでお知らせを確認するようにしてください。

迷ったらエックスサーバー

ConoHa WINGを検討していた方にとって、もっとも乗り換え先の候補として検討しやすいのがエックスサーバーです。処理能力や安定性の面でConoHa WINGとよく比べられるサービスで、個人ブログから会社のサイトまで幅広く使われています。

料金はスタンダードプランを12ヶ月契約した場合で月額1,100円(税込)となり、メールだけでなく電話によるサポート窓口も用意されています。契約前には10日間の無料お試し期間が設けられているため、実際の管理画面やサイトの表示速度を事前に試してから本契約に進むことができます。サービスの詳細は、エックスサーバーのレビューにまとめています。

同じ仕組みを安く:スターレンタルサーバー

月額料金を抑えつつエックスサーバーと同等の動作環境を手に入れたい場合は、エックスサーバー株式会社が運営するスターレンタルサーバーが候補になります。エックスサーバーと同じシステム環境を採用して構築されているため、手頃な料金帯でありながら高速なWebサイト運営が可能です。

プランは月額418円(税込)から使えるライトプランと、14日分の自動バックアップ機能を備えた月額990円(税込)のスタンダードプランなどが用意されています。サポート対応がメールのみとなる点や、ライトプランには自動バックアップが付かない点などの違いはありますが、10日間の無料お試しも利用できます。詳しいプランの違いなどは、スターレンタルサーバーのレビューで確認できます。

月500円台なら:さくらのレンタルサーバ

ロリポップ!のライトプランなど、月額数百円程度の手頃なサーバーを探していた方には、さくらのレンタルサーバが適しています。月額550円(税込)で利用できるスタンダードプランは、長年の運用実績による安定感と、コストパフォーマンスの高さが特徴です。

機能面ではサイト改修に便利なステージング機能や自動バックアップ、不正侵入を防ぐWAF(Webアプリケーションファイアウォール)が標準で提供されています。CPUやメモリの割り当て数値は非公表ですが、2週間の無料お試し期間が用意されているため、実際の使用感をじっくり確かめることができます。詳しい機能や使い勝手については、さくらのレンタルサーバのレビューをご覧ください。

再開を待つという選び方も

もし「どうしてもConoHa WINGで無料の独自ドメインを2つ取得したい」「ロリポップ!の管理画面のデザインが使い慣れている」といった明確な理由があるなら、受付の再開を待つというのもひとつの選択肢です。Webサイトの公開予定日までに日数的な余裕があり、急ぎでサーバー環境を用意する必要がないのであれば、無理に他社を選ばずメンテナンスの解除を待っても問題ありません。

ただし、各サービスとも受付再開の具体的な時期を明示していないため、待機期間がどれくらいになるかを事前に見通すことはできません。公開のスケジュールが決まっている場合や業務でサーバーが必要な場合は、受付を行っているサーバーから選んで作業を進めるほうが進行上のリスクを抑えられます。

まとめ

ConoHa WINGやロリポップ!を含むGMOインターネットグループのレンタルサーバーは、現在新規受付を停止しており再開のめどは公表されていません。新しくサイトを作る方は、受付を続けているサービスから選ぶことになります。

現在すぐに利用できるサーバーとしては、性能と実績を重視するならエックスサーバー、コストパフォーマンスを重視するならスターレンタルサーバーやさくらのレンタルサーバが有力な選択肢です。それぞれの特徴や予算を比較しながら、目的に合った運用環境を選んでみてください。