ConoHa WING(コノハウイング)は、GMOインターネットグループが2018年から運営している、WordPress向けの機能が充実したレンタルサーバーです。サービス開始から8年がたち、現在ではエックスサーバーと並ぶ定番のひとつになっています。
公式サイト
ConoHa WING
総合評価:87点
ConoHa WINGの強み
ベーシックでも6コア・8GB
ConoHa WINGではプランごとに割り当てられるCPUやメモリの目安が公表されており、一番下のベーシックでも「6コア・8GB」、ディスク容量はSSDで500GB用意されています。これはエックスサーバーのスタンダードと同じ構成で、上位プランにはスタンダード(8コア・12GB)やプレミアム(10コア・16GB)も用意されています。
データベース(MySQL)やマルチドメイン、メールアドレスも無制限になっているため、複数のサイトを運営したい場合でも、数の上限を気にせず使えます。個人ブログや一般的なWebサイトの運営であれば、ベーシックの構成で十分です。
速度とWordPressまわりの機能
WebサーバーにはApacheとnginxを組み合わせ、LiteSpeed LSAPIを採用しているほか、ページの表示を最適化する「WEXAL」機能も無料で利用できます。「WordPressかんたんセットアップ」やサイトの移行・コピー機能、海外からのアクセス制限といったセキュリティ対策もしっかり備わっています。
管理画面(コントロールパネル)が自社製でシンプルに作られているのも魅力です。海外製の管理画面「cPanel」のような複雑さがなく、初心者の方でも直感的に設定を進めやすい構成になっています。
独自ドメインが2つ無料
期間契約の「WINGパック」を利用している間は、独自ドメインを「2つ」まで無料で使い続けることができます。サーバー代とは別に毎年ドメインの更新費用を払う必要がないため、維持費を抑えたい方にはありがたい特典です。
2つ取得できるので、「メインのブログ用」と「趣味や別のテーマのサイト用」といった形で使い分けるのにも重宝します。
14日分の自動バックアップ
ストレージには故障に強いRAID10構成のSSDが使われており、さらに「14日分」の自動バックアップ機能が標準で備わっています。バックアップの対象はWebデータだけでなく、メールやデータベースも含めて毎日1回自動で保存されます。
万が一WordPressの更新などでサイトが表示されなくなってしまった場合でも、管理画面から無料でデータを復元できます。別料金を支払ったり事前に面倒な設定をしたりすることなく、トラブル時に過去の状態へ戻せるのは大きな安心材料です。
注意が必要な点
料金はWINGパック前提で、時期によって変わる
ConoHa WINGには、契約期間を決めて前払いする「WINGパック」と、時間課金制の「通常料金」という2つの料金体系があります。通常料金はベーシックで1時間2.5円(月額上限1,452円)と割高な設定になっているため、基本的にはWINGパックを選ぶ前提のサービスだと考えておく必要があります。
注意したいのは、WINGパックの料金が「キャンペーン価格」として表示されていて、申し込む時期によって月額が変わる点です。たとえば2026年10月上旬時点のベーシックでは、12ヶ月契約で月額991円、36ヶ月契約で月額649円(いずれも税込・初期費用0円)となっています。検討する際は、公式サイトでその時点の料金をしっかり確認するようにしてください。
WINGパックは途中で解約できない
WINGパックは契約期間分の料金を一括で前払いする仕組みになっており、期間の途中で解約することはできません。無料のお試し期間も用意されていないため、契約する際は「本当にこの期間使い続けるか」をよく考える必要があります。
また、契約の自動更新が初期設定で「ON」になっている点にも注意が必要です。更新の決済は契約満了日の30日前に行われ、一度更新されるとキャンセルはできません。もし利用をやめる可能性がある場合は、早めに自動更新の設定を見直しておくことをおすすめします。
そのほかの細かな制限
- 電話サポートの窓口は平日10〜18時のみで、土日祝日はメールフォームでの対応となります
- 無料の独自ドメインはWINGパック契約中のみ有効で、WINGパックの自動更新をOFFにするとドメインの自動更新も連動してOFFになります
- データベースは無制限に作成できますが、容量は1個あたり5GBまでに制限されています
- スタンダード以上のプランは月額料金がベーシックの2倍以上になるため、まずはベーシックで十分です
ConoHa WINGが向いている人
WordPressを使ってブログやWebサイトを開設したい個人の方に向いているサーバーです。独自ドメインが2つ無料でついてくるため、サーバーとドメインの契約や支払いを1か所にまとめたい人にも適しています。また、12ヶ月や36ヶ月といった長期契約を結ぶことで、月々のコストを抑えて使いたい方にもぴったりです。
なお、会社のWebサイトなどでCPUやメモリの割り当てを確実に保証したい場合には、法人向けの「ビジネスプラン」を検討してみるのもひとつの手です。
評価まとめ
サービス開始から実績を積み重ねた現在のConoHa WINGは、エックスサーバーと並ぶ定番レンタルサーバーとしての地位を確立しています。もっとも手頃なベーシックプランでも十分なサーバー性能と機能が揃っており、個人のブログやサイトであれば十分な内容です。
料金の仕組みや、WINGパックの途中解約・更新タイミングといった注意点をあらかじめ理解したうえで選べば、満足度の高いサービスと言えます。
料金と機能
| 機能 | ベーシック | スタンダード | プレミアム |
|---|---|---|---|
| 初期費用(税込) | 0円 | ||
| 月額(税込) | 991円 36ヶ月なら649円 | 2,145円 36ヶ月なら1,925円 | 4,290円 36ヶ月なら3,850円 |
| ディスク容量 | 500GB(SSD) | 600GB(SSD) | 700GB(SSD) |
| メールアカウント数 | 無制限 | ||
| 独自ドメイン無料特典 | 2つ(期間契約中ずっと無料) | ||
| メール関連機能 | |||
| メール転送 | ○ | ||
| メール自動返信 | ○ | ||
| Webメール | ○ | ||
| メールウイルス駆除 | ○(Vade) | ||
| スパム対策 | ○(Vade) | ||
| 高機能スパム対策 | ○(Vade、ブラック/ホワイトリスト設定可) | ||
| ドメイン関連 | |||
| マルチドメイン | 無制限 | ||
| サブドメイン | 無制限 | ||
| その他機能 | |||
| Webサーバー | Apache + nginx(LiteSpeed LSAPI) | ||
| FTPアカウント数 | 無制限 | ||
| cron | ○ | ||
| SSH | ○ | ||
| 転送量 | 無制限(転送量課金なし) | ||
| CGI・プログラム関連 | |||
| 独自CGI | - | ||
| Perl | - | ||
| PHP(バージョン) | ○(PHP 7.0〜8.4) | ||
| Python | - | ||
| Ruby | - | ||
| データベース関連 | |||
| DB種別 | MySQL | ||
| DB数 | 無制限(1個あたり5.0GB) | ||
| SQLite | - | ||
| データ保全 | |||
| RAID | RAID10 | ||
| 自動バックアップ(保存期間) | ○(Web・メール・DBを毎日、14日分) | ||
| データ復元 | ○(Web・メール・DB) | ||
| SSL | |||
| 無料独自SSL | ○(Let's Encrypt、無料・無制限) | ||
| 有料SSL | ○(グローバルサイン、有料オプション) | ||
| CMSの利用 | |||
| Movable Type | - | ||
| WordPress | ○(かんたんセットアップ・かんたん移行・サイトコピー) | ||
| サポート | |||
| 電話サポート | ○(10〜18時、土日祝を除く) | ||
| その他サポート | メールフォーム(随時受付) | ||
| 申し込み関連 | |||
| 支払い方法 | - | ||
| お試し期間 | - | ||
| 備考 | 法人向けのBizプランも別にあり | ||
- ※「×」は対応不可、「-」は公式サイトで確認できなかった項目です。
- ※月額は12ヶ月契約の場合の金額(税込)です。
- ※上記の期間契約(WINGパック)料金は2026/10/7 16:00までのキャンペーン価格。契約期間分を一括前払い。期間なしの通常料金は時間課金(月額上限あり)
- ※2026年10月6日時点の公式サイトの情報です。最新の内容は公式サイトでご確認ください。
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