ConoHa WINGのレビューと評価

公式サイト ConoHa WING

総合評価:89点

急成長のサービス

ConoHa WING(コノハウイング)は、ここ数年で台頭してきた高速&安定レンタルサーバーの代表格です。もともとこのタイプのレンタルサーバーとしてはエックスサーバーが定番中の定番でしたが、そこに現れた強力なライバルになっています。

高速性をウリにしているだけあって、ディスクはもちろんSSD、さらに高速化の見込めるRAID10構成、サーバーを動かすソフトウェアも速度に定評のあるnginxを利用など、充実したサーバー環境を備えています。正直隙がほとんど見当たらない構成で「国内最速」と謳っているのも納得です。

なおライバルのエックスサーバーもこれらは同様の環境を備えており、またそちらのキャッチコピーも「サーバー速度No.1」です。順位付けは調査会社や調査タイミングによってもずれてくるので広告上ではどちらも日本一ということになってしまいますが、少なくともツートップと言える状況にあるのは間違いありません。使ってみて「遅い」という感想を抱く心配はどちらもまったくの不要です。

コストパフォーマンスが非常に高い

スペック面で拮抗しているとなると、次に着目すべきはやはり価格です。そしてこの点でConoHa WINGは一歩リードしています。

エックスサーバーの代表的なプラン(X10)は、年間契約で月額1,100円です。これに対してConoHa WINGの定番プラン(ベーシック)は同条件で月額891円です。200円程度のとみることもできますが、2割近い差とも言えます。またConoHa WINGは初期費用が無料のため、それも含めて考えると、初年度なら5,000円以上の差がつきます。やはり純粋なコストパフォーマンスではこちらに軍配が上がります。

ビジネス用途にも対応

どちらかといえば個人向けサービスのConoHa WINGですが、ビジネスサーバーとして利用することも十分可能です。

たとえばエックスサーバーの場合、ビジネス用途を考えると、企業認証SSLが使えない(正確には「エックスサーバービジネス」という別サービスで利用可能)こともあり、若干手放しではおすすめしにくいところがあります。
一方でConoHa WINGは企業認証SSLはもちろん、さらに上位のEV SSL導入にまで対応しています。

使いやすさも抜群

分かりやすい管理画面

管理画面(コントロールパネル)もシンプルで分かりやすい構成になっています。
たとえば他の高速型レンタルサーバーであるMixHostなどでは、海外製の定番コントロールパネル(CPanel)を利用していることもあります。しかし私見ですが、CPanelは専門用語も多く、また画面構成が日本人、特に初心者の方にはかなり分かりにくいと感じています。私も過去に何度か利用したことがありますが、操作を間違えたり、設定したつもりができていなかったり、という初歩的なミスをしてしまったこともあります。

その点、ConoHa WINGのものは自社製のシンプルイズベストな管理画面です。またサイドバーで大きなカテゴリ分けがされているので、ひとつの設定をしたあとに次の設定に移る、といった流れ作業も行いやすいです。
ただエックスサーバーの方が、機能一覧をずらりと見られて目的の機能が見つけやすいのかな、という気もします。もっともどちらも十分に使いやすく、海外製の管理画面に比べれば正直誤差程度です。

注意点

支払いはWINGパックがおすすめ

料金面の注意点として、WINGパックというものと通常プランの2種類があります。
名称だけを見ると通常プランが一般的に見えますが、実際はこちらは時間制課金(1時間あたりいくら)という特殊な形式です。一番安いベーシックプランだと1時間あたり2.2円で、一ヶ月換算だと1584円(実際には1320円が上限)と決して安くはありません。
ただ期間限定のキャンペーンサイトを作りたいなど特殊な用途でないかぎり、基本的には月額固定のWINGパックがおすめです。上記のベーシックプランも、パックでなら月額891円(年間契約時)で利用できます。

なお時間制課金はクラウドサーバーでよくみられるものですが、もともとConoHaはクラウド系から派生する形でWINGのサービスをはじめたこともあり、こうした料金形態が「通常」という名称のまま残ってしまったものだと思われます。基本的にはWINGパックを選んでいただくのが間違いありません。

サービス運営実績はまだこれから

もうひとつの注意としては、サービスの運営実績がまだ短い(2018年から)ということが挙げられます。エックスサーバーが運営17年以上であることを考えると、どうしても将来的な評価は未知数です。

レンタルサーバーの場合、現時点では素晴らしいスペックを有していても、継続的にサーバー強化を行ってくれないとだんだん時代遅れになってしまうという懸念があります。その点、長年のあいだ性能強化を繰り返しつづけているエックスサーバーは長期利用を考える上で安心感があります。実際私も、すでに何年も運営しているサイトをいまからConoHa WINGに変えようともし言われたら、悩んでしまいます。

ただしConoHaは、インターネット業界の超大手GMO運営です。それも数多ある子会社ではなく、GMOインターネット本体が運営しているということもあってかなり力が入ったサービスで、WING以前のクラウドサーバーの実績も含めればそれなりの年数になります。一定の信頼性は確保されていると考えていいでしょう。

評価まとめ

エックスサーバーを明らかに意識したスペックと機能になっており、なおかつコストパフォーマンスで上回るように設計されていますので今から選ぶのであればConoHa WINGはとてもおすすめです。

特にエックスサーバーは企業認証のSSLが使えないなど法人用途にはやや弱いです。中小の企業で「なるべく安くそれでいて高速で安定したサーバーでホームページを運用したい」といった目的であればConoHa WINGは最適解と言えます。もちろん個人ユーザーでも少しでもランニングコストを抑えたい方にはぴったりです。

公式サイトはこちら ConoHa WING

料金と機能

機能 ベーシック スタンダード プレミアム
初期費用(税込) 0円
月額(税込) 891円 2,145円 4,290円
ディスク容量 300GB 400GB 500GB
メールアカウント数 無制限
メール関連機能
メール転送
メール自動返信
Webメール
メールウイルス駆除
スパム対策
高機能スパム対策
ドメイン関連
マルチドメイン 無制限
サブドメイン 無制限
その他機能
FTPアカウント数 無制限
webdav ×
cron
SSH
転送量 27TB/月 36TB/月 45TB/月
CGI・プログラム関連
独自CGI
Perl 5.16.x
PHP 5.6.x / 7.0.x / 7.1.x / 7.2.x / 7.3.x / 7.4.x
Python 2.7.x / 3.6.x
Ruby 2.0.x / 2.5.x
データベース関連
MySQL
MySQLのDB数 無制限 無制限 無制限
PostgreSQL ×
PostgreSQLのDB数 ×
SQLite
データ保全
RAID RAID10
外部バックアップ ○(Web・メール・MySQLデータベース)
※Web・メール・DBいずれも14世代分
データ復元 ○(無料)
SSL
共用SSL ×
独自SSL取得代行 Let’s Encrypt(無料)
グローバルサイン クイック認証SSL / 企業認証SSL / EV SSL
独自SSL持ち込み ×
CMSの利用
MobableType
WordPress
サポート
電話サポート ○(平日10時~18時)
その他サポート メール
申し込み関連
支払い方法 カード / 銀行振込 / ペイジー / コンビニ払い
領収書発行 ×
お試し期間 最大31日間無料
備考 nginx採用、HTTP/2対応
  • ※「×」は対応不可、「-」は対応不明を表しています。
  • ※月額は年間(12ヶ月)申し込みをした場合の金額を記載しています。