XServerビジネスのレビューと評価

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エックスサーバーを法人向けに仕立て直したサービスが、この「XServerビジネス」です。サーバーの基本的な中身は個人向けのエックスサーバーとほぼ同じで、違いは「面倒な作業をどこまで任せられるか」と「会社として安心して使うための仕組みがあるか」という点にあります。

公式サイト XServerビジネス

20406080100価格スペック安定性複数サイト運営使いやすさ実績データ保全SSL対応サポート

総合評価:87点

XServerビジネスの強み

サーバーまわりの作業を任せられる

XServerビジネスでは「設定おまかせサポート」が用意されており、WordPressのインストール、メールアドレスの作成(100件まで)、独自ドメインの設定(10件まで)などを回数無制限かつ無料で代行してもらえます。依頼してから各2営業日ほどで対応してくれる仕組みです。

専門知識が必要になりがちなサーバーの初期設定をスタッフに丸投げできるため、社内に詳しい担当者がいない小さな会社でも、運用を始めやすくなります。他社サーバーからの「サーバー移転代行」も1契約につき10件まで無料で依頼できるため、引っ越し作業に不安がある場合でも安心です。

会社のホームページを無料で作ってもらえる

会社名などの基本情報を入力するだけで、1〜3営業日ほどでWordPressを使った会社のホームページを作ってもらえるサービスも付いています。会社概要、お知らせ、事業紹介、採用情報、問い合わせフォームといった定番のページが最初からそろい、5000万点以上あるPIXTAの写真素材も無料で利用できます。

「まずは名刺代わりにきちんとした会社のサイトを持っておきたい」という企業にとって、制作会社に頼む手間や費用をかけずにWebサイトが手に入るのは大きな助けになります。上位のプレミアムプラン以上であれば、完成したサイトの修正や更新作業も月1回(プレミアムの場合)まで無料で依頼可能です。

会社で使うための安心材料

法人利用を前提とした手厚い保証とセキュリティ機能も備わっています。月間稼働率99.99%を保証するSLA(サービス品質保証制度)が導入されており、これを下回った場合は料金の一部が返金されます。

さらに、日々の改ざんリスクに備えるWeb改ざん検知(365日自動診断)や、万が一の災害時にも心強い遠隔地バックアップ、複数人で管理するための管理者ユーザー設定、Web上での見積書発行などに対応しています。契約中ずっと無料になる独自ドメインが2つ用意されており、会社の信頼性に関わる「.co.jp」を選べる点も心強いところです。

エックスサーバーと同じ速さと使いやすさ

サーバーの基盤や管理画面の設計は、個人向けのエックスサーバーと同じものが採用されています。管理画面は必要な機能が一覧で並ぶわかりやすい構成になっており、サーバーの操作に不慣れな方でも迷いにくい作りです。

申し込み時には14日間の無料お試し期間が用意されています。クレジットカードなどの支払い情報の入力が不要で、期間が終わっても勝手に自動課金される心配はありません。お試し期間中に作成したデータは、本契約へそのまま引き継ぐことができます。

注意が必要な点

料金はエックスサーバーの約4倍

最大の注意点は料金の差です。12ヶ月契約の場合、XServerビジネスのスタンダードプランは月額4,180円に加えて初期費用16,500円がかかります。一方で、個人向けのエックスサーバー(スタンダード)は月額1,100円で初期費用は0円です。

1年目の支払い総額を比べると、約6万7千円と約1万3千円という大きな開きがあります。この価格差は各種の代行サービスや法人向け保証の対価なので、設定やサイトの引っ越しを社内で自力でこなせるのであれば、個人向けのエックスサーバーで十分です。なお、個人向けエックスサーバーから契約期間を引き継いだままXServerビジネスへ切り替えることもできるため、まずは初期費用のかからない個人向けから始めて、作業を任せたくなった段階で移行するというのも現実的な選択肢です。

ホームページ制作は「ひな形」の範囲

無料でサイトを作ってもらえるのは魅力的ですが、あくまで用意されたレイアウトや構成にこちらの情報を当てはめていく形になります。自社のこだわりに合わせた凝ったデザインや、複雑な機能を持つ大きなサイトの制作には対応していません。

また、無料で制作してもらえるのは1契約につき1サイトのみです。もっとも安価なスタンダードプランでは完成後の修正や更新の代行は対象外となっているため、日々の更新は自分たちで行うか、有料のスポット対応を頼む形になります。

そのほかの細かな制限

  • 3ヶ月や6ヶ月の短い契約期間を選ぶと割高になる(スタンダードの場合、3ヶ月契約は月5,016円、6ヶ月契約は月4,598円)
  • サーバー移転代行でスタッフが行うのはファイルとデータベースの移行までで、ネームサーバー(DNS)の切り替えやサイトの最終的な動作確認は自分たちで行う必要がある(無料の10件を超えた11件目からは1件16,500円)
  • ホームページ無料制作サービスは、14日間の無料お試し期間中には申し込めない
  • 個人向けエックスサーバーにも最上位に「ビジネス」という名前のプラン(12ヶ月で月4,400円)が存在するが、XServerビジネスとは別のサービスなので申し込み時に注意が必要

XServerビジネスが向いている人

社内にWebやITに詳しい人材がおらず、サーバーの設定や引っ越しに時間を取られたくない小さな会社に向いています。また、制作会社に依頼する前に、まずは形になる会社の公式ホームページを手早く手に入れたい会社や、既存サーバーからの引っ越し作業を任せたい企業にも合っています。

一方で、ドメインの設定やWordPressの立ち上げを社内で問題なく行えるなら、個人向けのエックスサーバーを選んだほうが維持費を大きく抑えられます。作業代行までは不要で、安定運用のためのCPUやメモリの保証だけが欲しい場合は、同じ運営会社の「シンレンタルサーバー」のビジネスプラン(12ヶ月契約で月1,788円〜)を検討してみるのもひとつの手です。

評価まとめ

土台となるサーバーの処理速度や安定性は個人向けのエックスサーバー譲りですので、品質面で不安を感じる部分はまずありません。

選ぶ基準はとてもシンプルで、通常のエックスサーバーとの料金差を「面倒な作業をプロに代行してもらうための人件費」として納得できるかどうかです。サーバーの設定や管理に社内の貴重な時間を奪われたくない会社にとっては、十分に検討する価値のある法人向けサーバーといえます。

公式サイトはこちら XServerビジネス

料金と機能

機能スタンダードプレミアムエンタープライズ
初期費用(税込)16,500円
月額(税込)4,180円
36ヶ月なら3,762円
8,360円
36ヶ月なら7,524円
12,540円
36ヶ月なら11,286円
ディスク容量700GB(NVMe)800GB(NVMe)900GB(NVMe)
メールアカウント数無制限
独自ドメイン無料特典2つ(契約中ずっと無料、法人専用ドメインも可)
メール関連機能
メール転送○
メール自動返信○
Webメール○
メールウイルス駆除○
スパム対策○
高機能スパム対策○(Cloudmark)
ドメイン関連
マルチドメイン無制限
サブドメイン無制限
その他機能
Webサーバーnginx(Xアクセラレータ)
FTPアカウント数-
cron○
SSH○
転送量無制限(転送量課金なし)
CGI・プログラム関連
独自CGI○
Perl○
PHP(バージョン)○(PHP8 / PHP7 / PHP5)
Python○
Ruby○
データベース関連
DB種別MariaDB 10
DB数-
SQLite-
データ保全
RAIDRAID10
自動バックアップ(保存期間)○(Web・メール・DBを毎日、14日分。遠隔地バックアップあり)
データ復元-
SSL
無料独自SSL○(無料・無制限)
有料SSL-
CMSの利用
Movable Type-
WordPress○(簡単インストール)
サポート
電話サポート○○○(専用窓口、ビデオ通話も可)
その他サポートメール
申し込み関連
支払い方法-
お試し期間14日間
備考SLA(稼働率99.99%保証)。設定代行・サーバー移転代行(10件まで)が無料。有料テーマ「Xwrite」無料スタンダードの内容に加え、ホームページ運用代行(月1回)が無料スタンダードの内容に加え、ホームページ運用代行(月3回)・専用窓口サポート
  • ※「×」は対応不可、「-」は公式サイトで確認できなかった項目です。
  • ※月額は12ヶ月契約の場合の金額(税込)です。
  • ※2026/10/13まで、12ヶ月以上の契約でキャッシュバック(実質30%OFF)
  • ※2026年10月6日時点の公式サイトの情報です。最新の内容は公式サイトでご確認ください。