メールアドレスはいくつ必要か

一部のレンタルサーバーでは、作成できるメールアドレス数に制限がかかっていることがあります。ここでは「いくつメールアドレスが作れると安心なのか」の目安について解説します。

個人用途なら1~3個でOK(1サイトあたり)

想定される利用例

個人でブログやホームページを運営する場合であれば、(1サイトあたり)1~3個程度作れれば十分であることがほとんどです。メールアドレスの実際の使い分けとしては、下記のようなパターンが考えられます。

  • contact@example.com(問合せフォームからの受付と返信)
  • register@example.com(各種ウェブサイトへの登録用)
  • info@example.com(お知らせの一斉送信用)

※「example.com」の部分は、実際には各ウェブサイトの独自ドメインが入ります。

もっとも基本となるのは「contact@~」であり、これについては問合せフォーム等からの受信およびその返信などの対応に用います。このアドレスひとつあれば事足りる、というケースも多いはずです。

またウェブサイトを運営していると、SNSのアカウント登録、リンク集への登録、SEOサービスへの登録…など、様々な登録作業が発生しがちです。とくに複数のウェブサイトを運営する場合、サイトごとに別々のアカウントを取得することが求められたりもします。こうした作業に備えて、「register@~」などの登録専用アドレスを作っておくと便利です。

最後に「info@~」ですが、これは一斉送信のために用いるアドレスです。通常は利用することは少ないですが、メールマガジンなどで複数人に共通のお知らせを送るような場合に活用します(「magazine@~」などでも良いと思います)。

個人サイトは基本的にメアドの心配は不要

幾つかの例を示しましたが、実際には個人用途ではメールアドレスの作成数が問題になることはほぼありません。

というのも、個人向けレンタルサーバーにおいては、最安値帯のプランでも20個程度は作成できます。

  • ロリポップ! エコノミープラン(月額108円):(1ドメインあたり)20個


※個人サーバーは月額100円程度のプランでも20個の作成が可能。
(画像はロリポップ!の公式サイトより引用)

さらに少し料金が上がれば、途端に500個だったり無制限だったりといった数が利用可能になります。

  • ミニバード(月額270円):500個
  • ロリポップ! ライトプラン(月額270円):無制限

また、そもそもの話として個人サイトのレベルであれば、GmailやYahoo!メールなどのフリーメールを連絡先として用いても問題ありません。

さらに言えば、訪問ユーザーとのやりとりが一切不要だったり、コメント欄だけでやりとりが完結するのであれば、無理にメールアドレスを掲載する必要もありません。前述した幾つかの例は、あくまでもメアドを活用する場合の例として考えてください。

法人用途は慎重に選ぶ必要あり

法人でのメールアドレス管理に注意が必要な理由

一方で、法人向けレンタルサーバーを選ぶ場合にはメールアドレス数は注意が必要な項目です。主な理由としては3つあります。

  • ウェブサイトだけでなく、社員割り当てのためのメールアカウントも必要
  • 法人向けサーバーの一部はメアド作成数の制限が厳しい
  • 必要アカウント数が多いので、容量面にも注意が必要

まず第一に、法人利用では社員や職員それぞれにメールアドレスを割り当てる必要があります。社内・社外と連絡を取ってもらう際に、フリーメールを使うというわけにはいきません。しかし当然ながら、社員数が多いほどにメールアドレスもたくさん必要になります。

ですが、にもかかわらず法人向けレンタルサーバーは意外とメールアドレス制限の厳しいプランが散見されます。たとえばGMO系列の「iCLUSTA+」では、月額1,008円のプランで10個までしか作成ができません。また「WADAX」も月額1,188円では20個が限界です。

さらにアカウント数が多くなると、サーバー上でメールが溜まる場所であるメールボックスの容量も問題になります。ひとりに300MB割り当てても30人で9GBになります。
さらに近年ではサーバー上のメールをいちいちダウンロードせずにそのまま置いて活用する「IMAP」の利用も増えてきて、メールボックスのサイズは肥大化傾向にあります。

なお当サイトではIMAP運用にも耐えられる法人向けレンタルサーバーについて、下記の記事でその理由とともに詳しく紹介しています。メール運用を重視して選びたいという場合には参考にしてください。

・参考記事:IMAPでのメール運用におすすめのレンタルサーバー