月額500円前後までで使える格安レンタルサーバーをランキング形式で紹介します。
※記事内に出てくる料金は、12ヶ月契約時かつ税込の場合のものとなります。
1位:スターサーバー
- 公式サイト
- スターサーバー
- 当サイトによるレビュー
- スターサーバーのレビューと評価
低価格路線のレンタルサーバーに関しては、現在はこのスターサーバーと2位のロリポップ!の二つが代表格になっています。
このうちロリポップ!の方は、長年の運営実績も含めて、サービスの総合力では勝っています。
ただしこの記事のように「格安」という面に焦点を合わせると、ロリポップ!の低価格プランには若干の物足りなさを感じます。というのも、Webサーバーに古くからあるApacheを使っていたり、中~上位プラン(速度に定評のあるLiteSpeed採用)との差が目立つからです。
一方でスターサーバーは全プランでnginx(エンジンエックス)と呼ばれる新しいWebサーバーを採用しています。そのため、月額550円以下のプランで検討すると、スターサーバーに軍配が上がります。
無論、そのほかの様々な点でも比較はすべきなのですが、スターサーバーはロリポップ!を強烈にライバル視していると思われ、プラン名やプラン料金、さらには機能やスペックもその多くを近づけてきています。そのため目立った機能だけを取り上げれば、大きな差はなくなってきています。
むしろ「少しでも安く高性能なサーバーを」という方向性ならスターサーバーの方がわずかながら有利と言えるでしょう。
2位:ロリポップ!
- 公式サイト
- ロリポップ!
- 当サイトによるレビュー
- ロリポップ!のレビューと評価
ロリポップ!は格安レンタルサーバーの定番中の定番であり、低価格系なら「ここを選んでおけば間違いなし」と言えるサービスです。
それでも順位を2位にしているのは、前述のようにstarサーバーがコストパフォーマンスという点では半歩だけ前に出ているためです。
ただし繰り返しになりますが、総合力という点ではロリポップ!はやはり強いです。
レンタルサーバーを探したことがある人なら、大抵は名前を聞いたことがあるであろう認知度。累計170万人を超えるユーザー数、マニュアルの丁寧さ、各種オプションの充実度などはなかなか他社の追随を許しません。
また、これまでにも数多くの低価格サーバーが生まれては消えていきましたが、そのかんずっとロリポップ!が生き残ってきたのは、時代にあわせてスペックを増強したり、機能を追加したりと努力を続けてきたためでもあります。
スターサーバーの方もエックスサーバー傘下ではありけっして信頼性に欠けるわけではないのですが、長年の実績という点ではやはりロリポップ!が安心と言えるでしょう。
なおコスパでは負けていると記しましたが、ハイスピードという上位プランを長期契約する場合にかぎり、スターサーバー以上にお得になります。長期契約にためらいがない場合は、一度検討してみてください(詳しくはロリポップ!のレビュー記事、または公式サイト参照)。
3位:該当なし
3位については、あえて該当なしとしました。といのも、安くて使いやすいレンタルサーバーを探したときに、現時点ではスターサーバーとロリポップ!以外を選ぶメリット非常に少ないからです。
もちろん月額500円前後までのプランを有するサービスは他にもあるのですが、どちらかといえば人を選ぶものだったり、管理画面が使いにくかったり、あるいは将来的にサービスが続くか不安だったり……と、一癖あるいは二癖以上あるサービスも多いです。
そのため無理やりに適当なサービスを3位に当てはめるよりは、選出なしとした方が良いと考えての判断となります。今後またおすすめしたサービスが出てきたら追加いたします。
月額110円プランについての注意
スターサーバー、ロリポップ!ともに月額110円という超低価格のプランも提供しています。
ただし、両者ともにこのプランは機能制限が著しく厳しいので注意してください。
もっとも分かりやすいところでは、MySQLと呼ばれるデータベースがあり、これは人気のブログ・ウェブサイト作成ツール「WordPress」の利用に必要なものでもあります。よって月額110円プランだと、原則としてWordPressを動かすことができません。
※軽量データベースを使って動かすという特殊な方法も一応ありますが、まったく初心者向きではありません
なお月額330円のプランならデータベース自体は問題なく作成できますが、作成できる個数は1個までです。こちらも特殊な方法を用いないと、複数サイト運営がしづらいため、もしも2個以上のWordPress運用を考えているならもう一つ上のプランが良いでしょう。