カゴヤのレビューと評価

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カゴヤ(KAGOYA)は、27年の実績を持つ老舗のサーバー事業者です。現在のレンタルサーバーは、一般的な共用サーバーではなく、CPUやメモリを自分だけで使える「仮想専用サーバー」をコントロールパネルから手軽に管理する仕組みになっています。

公式サイト : カゴヤ

20406080100価格スペック安定性複数サイト運営使いやすさ実績データ保全SSL対応サポート

総合評価:81点

KAGOYAの強み

CPUとメモリを専有できる

普通の共用サーバーでは、同じサーバーを使っているほかの利用者が重い処理を走らせたときに、自社のサイトの表示が遅くなることがあります。KAGOYAなら自分専用の領域が割り当てられているため、周囲の影響を受けにくいのがメリットです。

もっとも手頃な「ライト」でも、仮想1コアのCPUと4GBのメモリが自分専用としてしっかり確保されています。ほかの利用者の影響を受けにくい環境で、安定してWebサイトを動かしたい企業にとって安心感のある仕様になっています。

メールとWebが別のサーバー

KAGOYAの大きな特長として、Webサーバーとメールサーバーが別々のサーバーで運用されている点が挙げられます。これにより、万が一Webサイトに障害が発生して表示できなくなった場合でも、メールの送受信はそのまま継続して利用できます。

メール機能そのものも充実しており、メールアドレスは無制限に作成でき、容量も標準で80GB用意されています。メーリングリストは10個まで無料、Webメールの「Active!mail」も50アカウントまで無料で使えるため、社内用の連絡基盤としても実用的です。

数の制限がほとんどない

社内で複数のWebサイトを立ち上げたい場合でも、WordPressのインストール数やデータベース(MySQL)の数に上限がありません。独自ドメインやFTPアカウントも無制限に設定できる構成になっています。

そのため、部署ごとに複数のサイトを作ったり、担当者ごとに別々のアカウントを割り当てたりといった運用もスムーズです。サイト数が増えるたびに上位プランへ変更したり、追加料金を支払ったりする必要がないのは助かります。

障害への備え

データの保管場所となるストレージには、三重化に加えてパリティを備えたRAID構成の共有ストレージが採用されています。さらに、万が一のシステムトラブルが起きた際も、24時間体制の専任エンジニアが障害対応にあたってくれます。

セキュリティ面では、無料のSSL(Let’s Encrypt)が無制限で利用できるほか、企業の信頼性を高める企業認証(OV)やEV認証の有料SSLも申し込めます。他社で取得した証明書の持ち込みにも対応しているので、既存の証明書をそのまま生かしたい場合でも安心です。

注意が必要な点

ライトの性能と上位プランとの差

月額1,485円(12ヶ月一括)で使える「ライト」は仮想1コア・メモリ4GB・SSD100GBと、専有サーバーとしては手頃な価格になっています。ただし、次に位置する仮想2コア・メモリ8GBの構成に上げようとすると月額4,950円になり、料金が一気に上がってしまいます。

月額1,100円のエックスサーバー スタンダード(6コア・8GBを多くの利用者で共有)といった共用サーバーとは仕組み自体が異なるため単純比較は難しいものの、ライトプランの仮想1コアという処理能力自体は控えめです。負荷の高い処理を想定している場合は、予算とのバランスを慎重に考える必要があります。

セキュリティやメール認証の多くが有料

サイトを守るためのWAFやIPSは標準装備ではなく、有料オプションとなっています。さらに、メールのなりすまし対策として重要視されているDKIMやDMARCの設定、迷惑メールの自動振り分け機能なども有料での追加が必要です。

最近ではGmailなどがDKIMやDMARCへの対応を重視しているため、メールを多く送る会社では、これらがないとメールが届きにくくなるおそれもあります。ビジネスで日常的にメールを多く送る会社は、月額の基本料金だけでなく、これらのオプション費用も見込んでおく必要があります。

電話サポートは平日の日中のみ

電話での問い合わせ窓口は平日10〜17時に限られており、土日祝日の対応は行っていません。メールでの問い合わせは24時間365日受け付けているものの、休日に電話ですぐに確認したいトラブルが起きた場合には少し心細く感じるかもしれません。

そのほかの細かな制限

  • 無料の自動バックアップは10GBまで(復元には対応)
  • 12ヶ月一括払いは途中で解約しても残期間分の返金はなし
  • プラン変更を行う際は変更先プランの初期費用がかかる(上位の物理専用サーバーは初期費用44,000円〜)
  • 移転代行や設定代行、メールアカウントの管理権限設定などのサポートは有料オプション扱い

KAGOYAが向いている会社

ほかの利用者の影響を受けにくい環境で、自社のWebサイトやメールを安定して動かしたい会社に向いています。WordPressサイトやメールアドレスを複数作りたい場合でも、数の制限を気にせず追加できるため、自社でサイトを複数管理していきたい企業には使い勝手のよいサービスです。

とはいえ、セキュリティ機能や各種の設定代行まで最初から任せたい場合には、少し物足りなく感じるかもしれません。そうした手厚い運用サポートをすべて込みで求めるなら、月額4,180円でWAFやWeb改ざん検知、設定代行などが標準で付いてくる「XServerビジネス」を選んだほうが合う場合もあります。

評価まとめ

以前のカゴヤは「強みが見えにくい標準的なサーバー」という立ち位置でしたが、現在は「CPUとメモリを専有できる、共用サーバーと専用サーバーの中間」という分かりやすい特徴を持つサービスに変わっています。手軽なコントロールパネルの操作感のまま、リソース専有の安定感を得られるのは大きな魅力です。

ただし、セキュリティ機能やメール認証は有料オプションを足していく形になるため、必要なオプションまで含めた総額で他社と比べたいところです。まずは2週間の無料お試しや初月無料の特典を利用して、実際の管理画面の使い勝手や動作環境を確かめてみることをおすすめします。

料金と機能

機能ライト(1コア/4GB)ライト(2コア/8GB)ライト(4コア/16GB)
初期費用(税込)0円
月額(税込)1,485円4,950円9,900円
ディスク容量100GB(SSD)300GB(SSD)500GB(SSD)
メールアカウント数無制限(メール容量80GB)
独自ドメイン無料特典1つ(初回取得のみ無料)
メール関連機能
メール転送○
メール自動返信○
Webメール○(Active! mail、50アカウントまで無料)
メールウイルス駆除○
スパム対策○(迷惑メールフィルタ。自動振り分けは有料)
高機能スパム対策-
ドメイン関連
マルチドメイン無制限
サブドメイン-
その他機能
WebサーバーNginx + Apache 2.4
FTPアカウント数無制限
cron○
SSH○(公開鍵認証)
転送量無制限
CGI・プログラム関連
独自CGI○
Perl○
PHP(バージョン)○(7.4〜8.5、モジュール版 / CGI版)
Python-
Ruby-
データベース関連
DB種別MySQL 8.0
DB数無制限
SQLite-
データ保全
RAIDトリプル+パリティRAID(共有ストレージ)
自動バックアップ(保存期間)○(10GBまで無料、Web + DB)
データ復元○
SSL
無料独自SSL○(Let's Encrypt、無制限)
有料SSL○(EV / OV / DV、持ち込みも可)
CMSの利用
Movable Type-
WordPress○(簡単インストール、無制限)
サポート
電話サポート○(平日10:00〜17:00)
その他サポートメール(24時間365日受付)
申し込み関連
支払い方法-
お試し期間2週間
備考仮想専用サーバー(KVM)でCPU・メモリを専有。メールサーバーはWebと分離。OSはAlmaLinux 9。WAF・IPS・DKIM/DMARCは有料オプション。12ヶ月一括は途中解約の返金なし、プラン変更は変更先の初期費用が必要
  • ※「×」は対応不可、「-」は公式サイトで確認できなかった項目です。
  • ※月額は12ヶ月契約の場合の金額(税込)です。
  • ※12ヶ月は一括支払いの月額換算。上位にベーシック・ハイエンド(物理専用サーバー、初期費用あり)
  • ※初月無料
  • ※2026年10月5日時点の公式サイトの情報です。最新の内容は公式サイトでご確認ください。