レンタルサーバー契約やドメイン取得を行うにあたって、どの支払い方法を選ぶべきか、というのも意外と悩みやすいところです。
現在ではカードや銀行振込、コンビニ決済といったわりとメジャーなものだけでなく、ペイジーやPayPal(ペイパル)といった決済方法から、最近では「あと払い(ペイディ)」やプリペイド式の決済(ConoHaチャージなど)まで提供されている場合があります。これだけ多いとどれが良いのか迷いがちですが、じつはある程度おすすめは決まっています。
基本的にはクレジットカード払いがおすすめ

いきなり結論から述べてしまいますが、基本的にはクレジットカード払いがおすすめです。
もちろんカードを持っていない、あるいはカード利用にどうしても抵抗があるという場合は別の方法でも問題ありません。ただ、カード払いをとくに推奨方法としたのは、幾つかのメリットがあるからです。
手数料がかからない
まず分かりやすいメリットとして、手数料がかからないということが挙げられます。他の方法だと、たとえば振込手数料であったり、コンビニ決済の事務手数料がかかってしまいます。
※コンビニ決済については、一部サービスでは手数料が無料になっていることもあります。
こうした手数料は一回あたり100~300円程度になり、これはとくに格安レンタルサーバーを申し込むようなときには見過ごせない金額になります。せっかく月額が100円台や500円前後といった低予算のサービスを選んでも、手数料だけで1ヶ月分前後の料金が上乗せされてしまいます。
しかも手数料は支払いのたびにかかります。年間契約ならばまだいいですが、「いつまで使うか分からないから…」と1ヶ月更新や3ヶ月更新を選ぶと、そのたびに何度も手数料を取られてしまい、結果として非常にコストパフォーマンスが悪くなってしまいます。
クレジットカード払いであれば、こうした手数料による金銭負担をなくすことができます。
すぐに利用を開始できる
たとえばお試し利用に対応しているレンタルサーバーの場合、お試し申し込みの時点でアカウントが発行され、すぐに利用を開始することができます。
しかしながら、(お試し期間が提供されておらず)いきなり本契約をしなければならないサービスについてはまず「入金確認」という段階が必要になります。この際、振込だと銀行の対応時間外は入金処理が行われません。
とくに土日を挟むような場合には入金確認が翌週になってしまうこともあり、すぐに使いはじめられないことが出てきます。カードであれば日時によらず即座に処理が行われるので、入金が行われるまで待たされるようなことはありません。
※ただし、サポートセンターが土日休みのレンタルサーバーの場合など、カード払いであってもアカウント開設が翌営業日まで遅れるケースは存在します。
契約の自動更新
次にとても大きなポイントとして、契約の自動更新があります。自動更新設定(一定期間ごとに契約を自動継続してくれる)は、カード払いを前提にしているサービスが多くなっています。とはいえ、最近はカード以外でも自動更新できるサービスが出てきました。たとえばエックスサーバーはあと払い(ペイディ)、ロリポップ!はおさいぽ!決済、ConoHa WINGはプリペイドのConoHaチャージで自動更新・自動支払いができるようになっています。
たとえばレンタルサーバーの支払いを忘れているとアカウントが凍結されてしまい、さらにそのまま連絡がつかなければアカウントのデータごと完全に削除されてしまいます。
また独自ドメインも、(サービスにより多少の違いはありますが)期限が切れた時点で一時停止となり、さらに時間が経てば所有権が消滅してしまいます。くわえて、現在では「中古ドメイン」といって、SEO対策目的で古いドメインを取得する人がいます。つまり他人にドメインを取られてしまい、あとから取り戻すことさえできない場合も起こりえます。
このようにサーバー・ドメインに関しては、契約の支払い忘れというのはウェブサイトそのものの存続に直結しています。だから、できるかぎり自動更新設定を行っておくことをおすすめします。
なお自動で支払うということだけでいえば、口座からの自動引き落としでも同じことになります。以前は引き落としに対応しているレンタルサーバーはごく少なく、対応している場合でも書類提出が必要だったり、開始までに2~3ヶ月かかったりと非常に大変でした。しかし、いまはエックスサーバーのように、あと払い(ペイディ)で口座振替を選べば口座から自動で支払えるところもあります。とはいえ、手間のかからないカード払いが便利なことに変わりはありません。
カードが使えない場合は銀行振込かコンビニ払い
またカード以外の支払い方法を使いたいという場合には、銀行振込またはコンビニ決済がやはり無難といえます。なおコンビニ決済は入金処理が即座に行われるので、急ぎで支払いたい場合には便利です。
※ただしコンビニ決済はサービスによっては対応していない(支払い方法として提供していない)場合もあるのでご注意ください。
なお手数料の回数を減らすという意味では、あまり短期の契約を行うよりは12ヶ月程度の契約の方が節約になります。ただし、24ヶ月や36ヶ月といった長期契約は当サイトとしてはあまり推奨していません。
長期の契約をおすすめしないのは、IT関連サービスは時代の移り変わりが激しく、2~3年もするとサービスごとの良し悪しががらりと変わることもあるからです。一年ぐらいの契約に留めておくのが、コストパフォーマンスと時代変化のリスクのバランスがとれるところではないか、と考えています。
※長期契約の割引率が極端に大きいなどの場合は、例外的におすすめしていることもあります(例:ロリポップ!のハイスピードプランなど)
補足:領収書について
サーバーやドメインの支払いを経費にする場合ですが、カード払いについてはカードの明細がそのまま領収書としての効力を持ちます。また銀行振込の場合は振込の控えが、コンビニ払いも支払った際の受領書がそのまま領収書としての効力を持っています。
そのため別途あらためて領収書を発行してもらう必要はないと言えます。「領収書」という名前では発行していないサービスもありますが、大手では管理画面から支払いの受領書や請求書をPDFでダウンロードできるのが一般的になっています。
また、2023年10月からのインボイス制度により、消費税の課税事業者が仕入税額控除を受けるには、原則として適格請求書(インボイス)の保存が必要になりました。エックスサーバーやロリポップ!は、管理画面からインボイスに対応した請求書・領収書をダウンロードできるようになっています。
ただしサービスや支払い方法によっては、発行できる書類が限られることもあります。どうしても領収書やインボイスに対応した書類が必要だという場合には、契約前に事前に発行可能かどうかをチェックされるようにしてください。
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