VPSのレビュー

VPSでは、仮想的に分割されたサーバーを丸ごと一台レンタルできます。
自由度が非常に高い反面、利用にはサーバー操作に関する専門知識が必要です。
下記は、当サイトで詳しくレビューしているVPSの一覧です。

人気&おすすめのサービス

  • さくらのVPS

    利用実績75,000件以上。「悩んだらさくら」と言える定番人気サービスです。

  • お名前.comVPS(KVM)

    完全仮想化と準仮想化の切り替えなど、技術者向け機能が充実した高性能VPSです。

  • ConoHa

    クラウドサーバーながらも、VPSのように月額固定で利用できます。

  • ABLENET VPS

    SSD&200Mbps共有回線。Windows Serverの導入も得意です。

  • Cloudcore VPS

    メモリ2GB、物理CPU1コア、ディスク100GBが月額945円で使えます。

  • GMOクラウドVPS

    パッケージ(テンプレート)利用で手軽に環境構築できるサービスです。

VPSとは

VPSは、一台の物理的なマシン(コンピュータ)の中に複数の仮想マシンを作成しておき、その仮想マシンを一台まるごとユーザーに貸し出すという仕組みです。「Virtual(仮想的な)・Private(専用の)・Server(サーバー)」の頭文字をとって、VPSと呼ばれます。

VPSの利用形態のイメージ図とポイント

割り当てられた仮想マシンを自由に扱える

VPSでは仮想マシンを作成してユーザーに割り当てますが、これには幾つかのメリットがあります。第一に、自分の思い通りのサーバー環境が持てる、ということがあります。

レンタルサーバーの利用形態としてもっとも一般的な「共用サーバー」の場合、一台のサーバーマシンのOSおよびシステムを全ユーザーで共用しています。ということは、自分だけが使いやすいように勝手にシステムをカスタマイズすることはできません。

しかしVPSの場合、各ユーザーの仮想マシンごとにOSやシステムは別個のものとなります。管理者権限(root権限)も使えるため、どのような操作でも自由に行うことができます。それこそ自分の仮想マシン内の全データを初期化するといった行為でさえ可能です。

そのためユーザは好きなOS・好きなウェブサーバソフト・好きなメールサーバーソフトなど、なんでも自分の思い通りに環境を整えることができます。

低価格を実現

これほど自由なサーバー環境を得るためには、従来は物理的なマシンを一台まるごと占有する形の「専用サーバー」を契約しなければなりませんでした。しかし一台まるごとレンタルするということはそれだけ料金も高くなり、最低でも毎月数千円、少しスペックが上がれば月数万円にもなります。

一方でVPSの場合、物理的には一台のマシンのなかで、複数の仮想マシンを動かすことができます。つまりハードウェア的には一台のマシンを複数ユーザーで共同利用していることになるため、一人当たりが支払わなければならない料金は少なくなります。

実際、VPSではメモリが1GB程度のプランまでであれば、月額1000円以下で利用できるサービスがたくさんあります。専用サーバー並みの自由度を備えながらも、共用サーバー並みの低価格で利用できるというわけです。

他ユーザーの影響を受けにくい

またVPSのもうひとつのメリットとして、(物理的なマシンに同居している)他ユーザーからの影響を受けにくい、ということがあります。

たとえば共用サーバーの場合、CPUやメモリは同居ユーザーで一緒に使っています。そのため誰かひとりがCPUに負荷のかかる処理を行ったり、メモリを大量に消費するようなプログラムを動かしたりすると、他ユーザー全員に皺寄せがきます。つまりCPUの性能やメモリ容量が不足し、サーバーが重くなったりエラーを起こしたりしやすくなります。

これに対してVPSでは、仮想マシンという形態を通じて各ユーザーが扱えるCPU性能やメモリ容量の上限があらかじめ決められています。そのため誰かひとりが負荷の高い処理を実行しても、他ユーザーの仮想マシン性能には影響が及びません。
※実際には完全に他ユーザーの影響が排除されるわけではありませんが、それでも共用サーバーと比べると圧倒的に影響を受けにくいと言えます。

取り扱いには知識が必要

共用と専用のいいとこ取りをするような形で生まれたVPSですが、利用にあたっては大きな注意点が一つあります。それが「サーバーやUnix/Linuxに関する十分な知識が必要」ということです。

VPSではそれこそどんなOSを使うかも自分で決められます。しかしこれを言い換えれば、OSのインストールからすべて自分で行わなければならない、ということです。しかも慣れ親しんだWindowsではなく、馴染みの薄いUnix/Linux系列のOSを使うことになります。
※Windows ServerといったOSもありますが、サーバー用途ではUnix/LinuxのOSを使う方が一般的になっています。

しかも作業はすべてコマンド操作、つまり真っ黒い画面に文字を打ち込む形式で行わなければなりません。そのためレンタルサーバー利用がはじめてという方はもちろんのこと、これまでに共用サーバーの利用経験がある方でも、Linux等のコマンド操作を知らない場合はVPS利用は推奨できません。

なおVPSを提供しているサービスのなかには、こうした難しい管理部分を代行してくれるところ(いわゆるマネージド型のVPS)も存在します。ただ結局は管理代行の費用がかさんで月額が高くなったりなど、VPSとしてのメリットが削がれる形が多く、当サイトとしてはあまりおすすめしていません。