国内の代表的VPSを比較(さくら・お名前.com・GMOクラウド・ConoHa・CloudCore他)

※最終更新:2016年11月9日(ConoHaの512MBプラン一般販売開始を反映)

この記事では、下記の6つのサービスを国内VPSの代表例として位置付けてスペック・料金比較を行っています。

  • さくらのVPS
  • お名前.com VPS(KVM)
  • GMOクラウドVPS
  • CloudCore VPS
  • ConoHa
  • WebArena VPSクラウド

※ConoHaについては正確にはパブリッククラウドサービスですが、利用形態としてはVPSに近いため比較対象に加えています。

低価格帯のプラン

今回比較対象にしているサービスの全プランから、1年目の費用(初期費用を含む年間費用)の安いもの順に左から並べたものが下記の表になります。
目安として1ヶ月のコストが1,000円程度(年間12,000円程度)までのプランとなります。

サービス名 ConoHa さくら お名前 ConoHa さくら
プラン名 512MB 512 1GB 1GB 1G
ディスク 20GB(SSD) 20GB(SSD) 100GB 50GB(SSD) 30GB(SSD)/
100GB(HDD)
メモリ 512MB 512MB 1GB 1GB 1GB
CPU 仮想1コア 仮想1コア 仮想2コア 仮想2コア 仮想2コア
初期費用 0円 1,080円 0円 0円 1,620円
月額(年間契約) 680円 629円 856円 972円 891円
1年目費用 8,160円 8,628円 10,272円 11,664円 12,312円
総合評価
※1年目の総費用が安いものから順に左から並べています。
※価格は税込換算に統一しています。

この価格帯については、正直なところ横並びという印象が強いです。低価格化を突き詰めると、どうしてもスペックが近くなってしまうこともあると思いますが、基本的にはメモリ1GB&CPU仮想2コアという構成に収まっています。

なおConoHa・さくらの512MBのプランは年間9000円以下と格安なものの、メモリが512MBと他プランの半分というやや特殊なプランです。VPSの利用目的にもよりますが、メモリ不足を感じる場面も出てきやすいため注意してください。

メモリ1GBのプラン群について特徴を抜き出すと下記のような感じです。

  • お名前.com:メモリ1GBプランでは最安値
  • Conoha:SSD採用ながら50GBの容量が使える
  • さくら:スペック面の特色はないがネット上に情報が多く初心者向き

こうした点を踏まえて、上記3プランの評価はいずれも「○」で統一しました。どれを選んでも失敗は少ないと思いますが、上級者であればスペック面で魅力のあるConoHa、一方で初心者の方にはさくらがおすすめです。

・公式サイト : ConoHa   ・公式サイト : さくらのVPS

中価格帯のプラン

次に中価格帯のプランについてです。目安として1ヶ月のコストが2,000円程度(年間24,000円程度)までのプランとなります。

サービス名 お名前 GMO CloudCore WebArena さくら
プラン名 2GB 1GB CV01 プラン40 2G
ディスク 200GB 50GB 100GB 50GB(SSD) 50GB(SSD)/
200GB(HDD)
メモリ 2GB 1GB 2GB 2GB 2GB
CPU 仮想3コア 仮想2コア 仮想2コア 仮想3コア 仮想3コア
初期費用 0円 4,320円 0円 0円 2,160円
月額(年間契約) 1,187円 842円 1,296円 1,555円 1,564円
1年目費用 14,244円 14,424円 15,552円 18,660円 20,930円
総合評価 ×
※1年目の総費用が安いものから順に左から並べています。
※価格は税込換算に統一しています。

この価格帯ではお名前.com VPSの2GBプランが頭ひとつ抜けたコストパフォーマンスを誇っています。

区分け上で中価格帯に分類はしたものの、このプランは低価格帯のさくらやConoHaのメモリ1GBプランと年間2000円ほどしか変わりません。その2000円の差でメモリは2倍、ディスク容量も2倍の200GB、さらにCPUにも1コア多い仮想3コアが使えます。圧倒的にコスパの良いプランと言えます。

一方で、弱点が目立ってしまっているのがGMOクラウドVPSです。前述したお名前.comの2GBプランとほぼ同額にも関わらず、メモリは1GBでディスク容量もHDD50GBとかなり少なくなっています。GMOも以前はお得なプランもあったのですが、2015年夏のリニューアル時に実質的な値上げが起こってしまい、現在はを選ぶ理由は乏しくなっています。

そのほかについては、WebArenaやさくらではSSDプランがあるためディスクのアクセス速度を少しでも速くしたい方は一考の余地があります。また表に入りきりませんでしたが、ConoHaにもさくらとほぼ同スペックの2GBプランがあります(価格的には少し高額)。

全体的にお名前.comの2GBプランのお得さが突出しており、この価格帯で探している方にはまず検討してほしいプランと言えます。

・公式サイト : お名前.com VPS

高価格帯のプラン

さらに高価格帯のプランです。目安として1ヶ月のコストが4,000円程度(年間48,000円程度)までのプランとなります。

サービス名 CloudCore ConoHa お名前 WebArena さくら
プラン名 CV02 4GB 4GB プラン100 4GB
ディスク 300GB 50GB(SSD) 400GB 100GB(SSD) 100GB(SSD)/
400GB(HDD)
メモリ 6GB 4GB 4GB 6GB 4GB
CPU 仮想3コア 仮想4コア 仮想4コア 仮想6コア 仮想4コア
初期費用 4,104円 0円 5,843円 0円 4,320円
月額(年間契約) 2,484円 3,694円 3,336円 3,888円 3,564円
1年目費用 33,912円 44,328円 45,875円 46,656円 47,088円
総合評価
※1年目の総費用が安いものから順に左から並べています。
※価格は税込換算に統一しています。

まず一見して分かるのが、CloudCore VPSの安さです。メモリ6GBを利用できてなおかつ年間で3万円台前半に収まっています。CPUコア数が3コアと少なめではあるものの、それを踏まえても、スペック上のコストパフォーマンスは抜群です。

ただ当サイトのCloudCore VPSのレビューでも少し触れていますが、非常にシンプルなVPSサービスになっていて、複数台接続によるスケールアウトなどはできません。また逆引き設定も不可となっています。CloudCoreを検討する際には、機能面は十分に確認するようにしてください。

そのほかのプランはほぼ年間45,000円前後で横並びという状態ですが、なかでもスペック面で突出して優秀なのはWebArena VPSクラウドのプラン100です。SSD100GB&メモリ6GBにくわえて、仮想CPU6コアという高性能になっています。しかも回線については、(通常他社は100Mbps共有のところを)2Gbps共有という高速回線になっています。
※プランは100はHDD200GBを選択もできますが、その場合は仮想コア数が4コアになってしまいます。またメモリ2GBのプラン40については100Mbps共有回線なので注意してください。

・公式サイト : CloudCore VPS   ・公式サイト : WebARENA(VPSクラウド)