CloudCore VPSのレビューと評価

KDDIウェブコミュニケーションズ運営によるVPSです。メモリに余裕があるプランを多数揃えています。

公式サイト : CloudCore VPS

総合評価:74点

大容量メモリのプランに魅力あり

CloudCoreでは、CV01~CV04という4つのプランを提供していますが、このうち「CV01」に関してはそれほど特徴のないプランです。

月額は1,296円(税込)と手頃なものの、メモリ2GB・HDD100GB・仮想2コアというのは、特筆すべきスペックではありません。たとえばお名前.com VPSではこれ以下の料金で、HDD200GB・仮想3コアが利用できます。正直に言って、CloudCoreは(VPSで人気のある)メモリ1~2GBプラン帯ではさほど優位性はありません。

ただし、CV01のひとつ上位の「CV02」になると、一気にメモリが6GBと増量します。それでいて月額は2,484円に収まるため、コストパフォーマンスにとても優れています。さらに上位のCV03等のプランでも、こうしたメモリが潤沢に使える傾向は同様です。

CloudCoreは、VPSに関して毎月2,000円以上の予算が使えて、なおかつメモリを中心としたスペック重視で選びたい人向けのサービスと言えます。

良くも悪くもシンプルなVPS

またCloudCoreのもうひとつの特徴として、非常にシンプルなVPSであることが挙げられます。

最近では、他社VPSの多くは様々な追加機能を備えています。たとえばローカルネットワークによる複数台接続、仮想マシンの状態を保存できるスナップショット、大容量ファイルの格納に向いたオブジェクトストレージ…等々、サービスによって使えるものは違いますが、少しずつ多機能化してきています。

しかしながらCloudCoreは上に紹介したような機能は、いずれも使うことはできません。そもそも機能追加自体が、2013年にリソースモニターが使えるようになったきり、3年以上新たな動きがない状況です。

捉え方によっては、こうした機能面にリソースを割いていないぶん、前述したような大容量メモリプランを低価格で提供できているとも考えられます。ただ、他社VPSに比べてシンプルで、できることに限りがある点には気をつけてください。

注意すべきことは?

逆引き設定は不可

まず大きな注意点として、逆引き設定を行うことができません。正確にはCloudCoreが提供するドメインに割り当てを行うことはできるのですが、通常の逆引きで行うような、ユーザー任意のドメイン割り当てができません。

逆引き不可だと、メール運用など様々な面で不都合が生じることも多いはずです。CloudCoreを検討する際には、この点はよく注意してください。

サポート範囲は障害のみ

またサポート方法はメールのみとなっており、なおかつ「筐体不良やネットワーク機器障害といったサービス提供側の不具合にのみ問合せが可能」となっています。

VPSを利用するようなユーザーであれば、そもそもサポート問い合わせを行うことは少ないかもしれません。ただ、それでも障害に関することのみしか対応してもらえない、というのはさすがに限定的です。間違っても、VPS初心者などの利用はおすすめしません。

評価まとめ

シンプルな使い方に限定はされますが、用途をしっかり考えた上で使う分には、大容量メモリが手軽に使えるVPSとして価値があります。

ただ、逆引き不可など独特な注意点も多いため、少なくともサーバー運用に慣れた人向けのサービスとなっています。その点には気をつけた上で利用を検討してください。

料金と機能

機能 CV01 CV02 CV03 CV04
初期費用(税込) 0円 4104円 5832円 10260円
月額(税込) 1296円 2484円 4860円 7776円
スペック
ディスク容量 100GB 300GB 450GB 800GB
メモリ 2GB 6GB 8GB 12GB
CPU 仮想2コア 仮想3コア 仮想4コア 仮想6コア
仮想化技術 KVM
OS
標準OS CentOS 6.2 (64bit)
選択可OS なし
ISOイメージ
インストール
ネットワーク関連
リージョン 東京
回線 100Mbps共有
標準IPアドレス数 IPv4×1個
逆引き設定 ×
複数台接続 ×
サーバー操作
SSH
その他接続 VNCコンソール
管理ツール 独自コントロールパネル
データ保全
スナップショット ×
RAID
申し込み関連
支払い方法 請求書/クレジットカード/コンビニ
領収書発行
お試し期間 ×
備考
  • ※「×」は対応不可、「-」は対応不明を表しています。
  • ※月額は年間(12ヶ月)申し込みをした場合の金額を記載しています。